実務者研修とは

実務者研修は幅広い利用者に対して介護を提供するための能力を身に着けるためのもので、かつてのホームヘルパー1級に相当する資格です。また、介護福祉士へとキャリアアップするために、必ず取得しなければならない資格となります。

実務者研修受講までの流れ

介護車

受講するスクール選びをする

実務者研修は、通信講座と通学講座をミックスして受講するのが一般的です。それぞれの口座によって通学する期間も異なるので、仕事をしながら実務者研修を受講する人はスケジュールを調整しやすいスクールを選ぶのが良いでしょう。インターネットで情報収集が可能です。

資料を請求したり説明会に参加したりする

いくつか気になるスクールを見つけたら、資料を請求したり説明会に参加したりすると良いでしょう。どのような講座があるのかしっかり確認し、介護福祉士を目指す人は介護福祉士の対策も一緒に勉強できる講座を開講しているスクールを選ぶのがおすすめです。

料金を支払い実務者研修を受講する

資料を比較したり説明会で詳しい情報を手に入れたりしたら、口座の日程を確認して自分に合うスクールに申請をして料金を支払います。入金すると自宅学習用のテキストが届くので、そこから受講がスタートします。通学講座の実を受講する場合は、クラスを予約して受講を開始します。

実務者研修の講座内容

実務者研修の講座では、介護の基本やコミュニケーション技術などを含む20科目と医療的ケアの演習が行われます。無資格の場合は450時間の受講が義務付けられていますが、介護職員基礎研修を持っていれば400時間の受講免除が受けられます。

介護職員初任者研修と実務者研修の違い

介護福祉士の受験資格があるかどうか

介護職員初任者研修と実務研修の決定的な違いは、国家試験である介護福祉士の受験資格があるかどうかです。介護職員初任者研修を修了しても介護福祉士の受験はできませんが、実務者研修を修了すれば介護福祉士の受験資格が得られます。

受講科目の数と受講時間数が異なる

介護職員初任者研修では、受講科目は9科目で受講時間は130時間となりますが、実務者研修では受講科目は20科目で受講時間は450時間となります。受講科目にして11科目、受講時間にして340時間もの違いがあります。

実務者研修を受講する流れとスクール選びのポイント

男女

学校や講座を選ぶときのポイント

実務者研修では通学して学ばなければいけない科目があるため、自宅から通える場所にスクールがあることが選ぶポイントとなります。また、費用もスクールによって異なるため、負担の少ないところを選ぶのが賢明です。無資格で受講する場合は12万円から25万円、介護職初任者研修がある場合は10万円から20万円が相場となります。その他、スクーリングの振り替え受講ができるのも大切なポイントです。

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